ピアノ調律師の基礎知識

 楽曲

 管弦楽曲
広義における管弦楽曲は管弦楽団(オーケストラ)が演奏する曲全般をさし、以下のものがあります。

交響曲(シンフォニー)
主に管弦楽により演奏される、複数の楽章からなる楽曲で、シンフォニー、シンフォニアとも呼ばれています。
通常は4つ程度の楽章で構成され、うち1つ以上はソナタ形式であるが、例外も多々あります。

協奏曲(コンチェルト)
独奏楽器と管弦楽のための曲。通常3つの楽章によって構成され、交響曲と同じように第1楽章は通常ソノタ形式になります。また、一楽章のみの小規模な協奏曲を小協奏曲(コンチェルティーノ)と呼ばることもあります。

その他の管弦楽曲
狭義における管弦楽曲で、オーケストラのために作られた交響曲と協奏曲以外の曲がこれにあたります。
交響詩(シンフォニック・ポエム)
管弦楽によって演奏される標題音楽のうち、作曲家によって交響詩と名付けられたもの。
組曲(スウィート)
複数の小曲からなる作品。管弦楽組曲、ピアノ組曲などがあります。
序曲(オーバーチュア)
通常、オペラや組曲の冒頭に演奏する管弦楽曲。
前奏曲(プレリュード)
序曲にほぼ同じで、管弦楽だけでなく、独奏などのために書かれるものもあります。
変奏曲(バリエーション)
主題となる旋律が変奏され、主題と変奏の全体が一つのまとまった楽曲。
円舞曲(ワルツ)
18世紀に起こったドイツ、オーストリアの舞曲。4分の3拍子、速いテンポ。
ポロネーズ
17世紀に起こったポーランドの舞曲。4分の3拍子。緩やかなテンポ
ボレロ
18世紀に起こったスペインの舞曲。4分の3拍子、緩やかなテンポ。
ボルカ
19世紀に起こったボヘミアの舞曲。4分の2拍子、速いテンポ。

以上、そのほかオーケストラのために作られた管弦楽曲など。


 室内楽曲
室内楽曲は、もとは宮廷の広間で演奏されていた小規模編成の楽曲で、通常は指揮者なしの少人数編成での演奏をします。
一般的には「ピアノ三重奏」や「弦楽四重奏」などがこれにあたります。

ピアノ三重奏曲
ピアノ、ヴァイオリン、チェロの編成。
ピアノ四重奏曲
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの編成など。
ピアノ五重奏曲
ピアノ、ヴァイオリンⅠ、ヴァイリンⅡ、チェロの編成、またはピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成など。
弦楽三重奏曲
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの編成。
弦楽四重奏曲
ヴァイオリンⅠ、ヴァイオリンⅡ、ヴィオラ、チェロの編成など。
弦楽五重奏曲
ヴァイオリンⅠ、ヴァイオリンⅡ、ヴィオラⅠ、ヴィオラⅡ、チェロの編成など。


 器楽曲
広義における器楽曲は「楽器だけで演奏する曲」をさし、「管弦楽曲」や「室内楽曲」もはいりますが、ここでは狭義における器楽曲、上記のどちらにもあてはまらない楽器のみの曲、一般的にはピアノソナタやヴァイオリンソナタなど、一人または、ピアノ伴奏がつく一人の楽曲などがこれにあてはまります。
以下は独奏形式(または伴奏付きの独奏)でよく使われる曲ですが、管弦楽曲で演奏されることもあります。

奏鳴曲「そうめい」(ソナタ)
複数の楽章からなる独奏曲あるいは二重奏曲。
小奏鳴曲(ソナチネ)
奏鳴曲の短いもの。
即興曲(アンプロンプチュ)
即興的な楽想に基づく小曲。
練習曲(エチュード)
演奏するために非常に高い技巧を要求する比較的短い楽曲。
幻想曲(ファンタジア)
楽想を幻想的に展開した、自由な形式による曲。
奇想曲「きそう」(カプリッチョ)
気まぐれで即興的な感じの曲。
夜想曲「やそう」(ノクターン)
静かで叙情的な雰囲気をもつ曲
舟歌(バルカローデ)
ピアノのための性格的小品(キャラクターピース)のひとつ。
小夜曲「さよ」(セレナーデ)
音楽のジャンルの1つであるが、一般的な言葉としては、恋人や女性を称えるために演奏される楽曲、あるいはそのような情景のことを指して使う。
狂詩曲「きょうし」(ラプソディ)
物語的な内容と民族的な色彩をもつ曲。
遁走曲「とんそう」(フーガ)
厳格な規則に基づいて、主題を多声的に発展させて曲。
トッカータ
即興的な自由さをもつ鍵盤楽曲。走り回るような旋律と力強い和音を特徴とする。


 声楽曲
「歌曲」といわれるものや、「レクイエム」などの宗教歌や「オペラ」など、バックにオーケストラが演奏していても歌が前面に出ている曲全般をさします。

歌劇(オペラ)
独唱・重唱・合唱と管弦楽による舞台作品。ワーグナー以降に書かれたいくるかのものを楽劇ということもある。
聖譚曲「せいたん」(オラトリトオ)
演奏会形式で上演される劇音楽。宗教的な題材によるものが多い。




 理論と作業工程
 第1章 ピアノ概論
 1 音楽の知識
 楽典
 西洋音楽史
 楽曲
 作曲家
 音楽産業
 2 楽器の知識
 楽器の分類
 ピアノの種類
 ピアノ発達史
 世界各国のピアノ
 使用と保守管理

 第2章 ピアノ構造論
 機構と材料
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構
 外装

 第3章 ピアノ調律論
 音の性質
 ピッチ
 平均律と各種音律
 検査方法
 張力計算
 カーブ
 調律音程

 第4章 ピアノ整調論
 手順及び寸度
 関連工程
 症状別対処法
 機能点検

 第5章 ピアノ修理作業
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構








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