ピアノ調律師の基礎知識

 ピアノの種類

ピアノはグランドピアノとアップライトピアノの2つに大別されますが、ここでは打弦によて発音する「アコースティックピアノ」のほか、一般的にピアノと呼ばれるさまざまな楽器を解説します。


 アップライトピアノ
弦が地面に対して垂直になっているピアノの形式。グランドピアノ(平型)に対してアップライトピアノ(竪型)とよばれています。グランドピアノに比べ、少ないスペースで設置可能なことから家庭用に広く普及しています。演奏表現においては機能上グランドピアノに劣ります。


 グランドピアノ
弦が地面に対して水平になっているピアノの形式。アップライトピアノ(竪型)に対してグランドピアノ(平型)とよばれています。アップライトピアノに比べ、連打、強弱、ペダルなど構造上、演奏表現が高く、音の広がりも優れているため、ピアノコンサートでは通常グランドピアノが使用されています。弦の長さに比例して奥行きが長くなるため、設置に広いスペースを要します。


 消音ピアノ
消音ピアノとは通常のピアノに消音装置を組み込んだもの。
普通のピアノとして弾くことと、消音装置を使い、ヘッドフォンを介して弾くことを使い分けできます。
普通のピアノでも消音の装置(消音ユニット)だけ後から取り付けることもできます。
 さらに詳しくみる →消音ピアノ


 自動演奏ピアノ
鍵盤を自動的に動かし演奏する装置を組み込んだピアノ。現在はMIDI信号を使ったものが一般的だが、古くは手動式のものもあります。
アコースティックのピアノ別の機能を持つ楽器を組み込んだ構造になるため、消音ピアノなどと総称してハイブリッドピアノと呼ばれることもあります。
 さらに詳しくみる →自動演奏ピアノ


 電子ピアノ
電子ピアノとは音源部に電子回路を用いたピアノ型の電子楽器。デジタルピアノともよばれています。
本来ピアノはアコースティックの楽器をさし、弦をハンマーで弾くピアノにたいして、電子楽器の一種である電子ピアノは構造上ピアノとは全く異なります。このため電子ピアノと比較するさいには、ピアノを「アコースティックピアノ」や「生ピアノ」と呼ぶことがしばしばあります。


 電気ピアノ
電気ピアノとは、ピアノと同様に弦や金属棒などをハンマーで叩き、その振動をピックアップで拾い、アンプで増幅して音を出す仕組みになっている楽器。エレクトリックピアノともいいます。
弦などを全く振動させない電子ピアノとは違い、電源をつけていなくても少量の音がでます。日本国内では1970年後半頃に販売されていたが、あまり普及せず、現在では生産されていません。







 理論と作業工程
 第1章 ピアノ概論
 1 音楽の知識
 楽典
 西洋音楽史
 楽曲
 作曲家
 音楽産業
 2 楽器の知識
 楽器の分類
 ピアノの種類
 ピアノ発達史
 世界各国のピアノ
 使用と保守管理

 第2章 ピアノ構造論
 機構と材料
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構
 外装

 第3章 ピアノ調律論
 音の性質
 ピッチ
 平均律と各種音律
 検査方法
 張力計算
 カーブ
 調律音程

 第4章 ピアノ整調論
 手順及び寸度
 関連工程
 症状別対処法
 機能点検

 第5章 ピアノ修理作業
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構



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