ピアノ調律師の基礎知識

 機能点検 / ピアノ整調論

弾き手(演奏者)の側にたってピアノの機能にそくした点検をします。
発音、止音、ペダル効果、連打性能、音質、雑音の有無などを確認し、調整や修理の必要を判断します。
さらに、細部の調整状況、状態を見て必要作業を判断します。

発音不良の症状
・ハンマーが弦を押さえる。
・1回の打鍵で2度打ちする(リバウンド)。
・鍵盤を押さえても音が鳴らない。
上記のような発音不良がないかチェックし、全ての鍵盤が正常に打弦できるか点検する。

止音不良の確認
打弦後、鍵盤から手を離しても音が止まらない止音不良の症状がないかチェックする。

ペダル効果の確認
ダンパーペダル
・ペダル突き上げ棒のはずれ・雑音の有無の確認。
・ペダルの突き上げ→止音不良。
・ハーフペダルの効果確認。

ソフトペダル(アップライト)
・ペダル突き上げ棒のはずれ。
・ペダルの突き上げ→ハンマーレールが持ち上がり打弦距離が狭くなる。

マフラーペダル(アップライト)
・ネジのゆるみによる雑音。
・弱音のオン・オフの確認。
・マフラーフェルトの破れなどの確認。

シフトペダル(グランド)
・ペダルの突き上げ→アクションの引き出しに負担がかかる。
・運動量の過多→隣の弦を叩いてしまう。

ソステヌートペダル(グランド)
・ダンパーペダルを踏み込んだままソステヌートを踏み、ダンパーペダルを離して、全てのダンパーが持ち上がっているか確認する。

連打性能
アップライト:同じ鍵盤を連打し、1秒間に7回以上の打鍵が可能か点検する。
グランドピアノ:同じ鍵盤を連打し、1秒間に14回以上の打鍵が可能か点検する。

強弱性能
アップライト:pp~ffまで全ての鍵盤において、同じように表現できるか確認する。
グランド:ppp~fffまで全ての鍵盤において、同じように表現できるか確認する。

音質・音色
音を聞き、ハンマーや弦の状態をチェックして、加工や交換が必要か判断する。








 理論と作業工程
 第1章 ピアノ概論
 1 音楽の知識
 楽典
 西洋音楽史
 楽曲
 作曲家
 音楽産業
 2 楽器の知識
 楽器の分類
 ピアノの種類
 ピアノ発達史
 世界各国のピアノ
 使用と保守管理

 第2章 ピアノ構造論
 機構と材料
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構
 外装

 第3章 ピアノ調律論
 音の性質
 ピッチ
 平均律と各種音律
 検査方法
 張力計算
 カーブ
 調律音程

 第4章 ピアノ整調論
 手順及び寸度
 関連工程
 症状別対処法
 機能点検

 第5章 ピアノ修理作業
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構



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