ピアノ調律師の基礎知識

 調律音程 / ピアノ調律論

調律に使用する音程表

使われる音程 音程比 使用目的
全域 ユニゾン 1:1 調律音程
1oct 1:2
中音~高音 2oct 1:4 オクターブの高さを検査する
3oct 1:8
1oct完全5度 1:3
全域 完全5度 2:3
完全4度 3:4
長3度 4:5 連続変化を調べて前後のバランスを検査する
1oct長3度 2:5
2oct長3度 1:5
長6度 3:5
低音 短3度 5:6
短7度 4:7
1oct短7度 2:7
2oct短7度 1:7
  長3度:1oct長3度 中音部のオクターブを検査する
短3度:1oct短3度 低音部のオクターブを検査する

割振に使われる音程と唸りの回数

完全4度 完全5度
33F-38A#  0.73 33F-40C  0.56
34F#-39B  0.77 34F#-41C#  0.59
35G-40C  0.81 35G-42D  0.63
36G#-41C#  0.85 36G#-43D#  0.66
37A-42D  0.89 37A-44E  0.69
38A#-43D#  0.93 38A#-45F  0.73
39B-44E  0.97    
40C-45F  1.30    

音程計算
半音係数(12√2=1.0594631)と音程比を用いて音程間の振動数と唸りの回数を掛け算と割り算で計算することができます。

D#(155.56Hz)-G#(207.65Hz)2音間のうなりの回/秒の求め方。

D#とG#の音程は完全4度で振動数比は4:3
155.56×4=622.24
207.65×3=622.95
622.95-622.24=0.71
答: 0.71回

平均律における37A-36G#の振動数差の求め方。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

220÷1.0594631≒207.652
220-207.652=12.348
答:12.348Hz

平均律において49Aが10セント高いときの振動数の求め方。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

まず49Aと50A#の半音間振動数の差を求める。
440×1.0594631≒466.164
466.164-440=26.164
2音間の差は26.164Hz=100セントなので、10セント分の振動数を求めると
26.164×10/100=2.616
440Hzから10セント(2.616Hz)高いので
440+2.616=442.616
答:442.616Hz

平均律における73Aの振動数の求め方。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

49A=440→A61=880→A73=1760
答:1760.000Hz


平均律における28Cの振動数の求め方。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

25A=110
110×1.0594631^3≒130.813
答:130.813Hz

平均律において14A#が57.893Hzの場合何Hz低いか。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

13A=55
55×1.0594631≒58.270
58.270-57.893=0.377
答:0.377Hz

平均律において13Aが20セント高いとすれば何Hzになるか。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

まず半音上の14A#の半音間振動数の差を求める。
14A#=55×1.0594631≒58.270
58.270-55=3.27
2音間の差は3.27=100セントなので、20セント分の振動数を求めると
3.27×20/100=0.654
55Hzから20セント(0.654Hz)高いので
55+0.654=55.654
答:55.654Hz

平均律において49Aが10セント低いとすれば何Hzになるか。
(49A=440Hzとして小数点以下3位まで)

まず49Aと半音下のG#の半音間振動数の差を求める。
48G#=440÷1.0594631≒415.305
440-415.305=24.695
2音間の差は24.695Hz=100セントなので、10セント分の振動数を求めると
24.695×10/100=2.470
440Hzから10セント(2.470Hz)低いので
440-2.470=437.530
答:437.530Hz




 理論と作業工程
 第1章 ピアノ概論
 1 音楽の知識
 楽典
 西洋音楽史
 楽曲
 作曲家
 音楽産業
 2 楽器の知識
 楽器の分類
 ピアノの種類
 ピアノ発達史
 世界各国のピアノ
 使用と保守管理

 第2章 ピアノ構造論
 機構と材料
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構
 外装

 第3章 ピアノ調律論
 音の性質
 ピッチ
 平均律と各種音律
 検査方法
 張力計算
 カーブ
 調律音程

 第4章 ピアノ整調論
 手順及び寸度
 関連工程
 症状別対処法
 機能点検

 第5章 ピアノ修理作業
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構






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