ピアノ調律師の基礎知識

 カーブ / ピアノ調律論

調律曲線
弦には太さがあり振動した際にできる節の部分は振動せずその分短くなります。このわずかな差が重なっていくと最高音へいくにしたがってズレがおおきくなります。



ピアノの基音と倍音を同時に聴いて調律しているため低い音は より低く、高い音はより高く聴こえるようになります。
このように平均律の理論上の数値を0セントとし、それと比較して実際の調律の音程の変化を示したものを調律曲線 (カーブ)といいます。

インハーモニシティ
インハーモニシティとは、弦楽器特有の現象で、理論上では基音に対して整数倍で発生するはずの倍音が、わずかに高く現れる現象のことをさします。

インハーモニシティは弦の質や状態だけでなく、響板などの性質によっても出方が違い、ピアノ一台一台、それぞれ固有の曲線を描きます。
ピアノの調律が精度の高い測定器(チューナー)を使用しても、最終的に人間の耳に頼る理由がそこにあります。
一般的に弦長が短く、張力が高いピアノ(小型ピアノ)ほど、このインハーモニシティのズレは大きくなります。
逆に弦長が長いピアノほど調律曲線は平らになりますが、奥行が一番長いフルコンサートグランドピアノであってもインハーモニシティは存在します。







 理論と作業工程
 第1章 ピアノ概論
 1 音楽の知識
 楽典
 西洋音楽史
 楽曲
 作曲家
 音楽産業
 2 楽器の知識
 楽器の分類
 ピアノの種類
 ピアノ発達史
 世界各国のピアノ
 使用と保守管理

 第2章 ピアノ構造論
 機構と材料
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構
 外装

 第3章 ピアノ調律論
 音の性質
 ピッチ
 平均律と各種音律
 検査方法
 張力計算
 カーブ
 調律音程

 第4章 ピアノ整調論
 手順及び寸度
 関連工程
 症状別対処法
 機能点検

 第5章 ピアノ修理作業
 発音機構
 打弦機構
 ペダル機構



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